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むひょーお


by end-and-end

さいきん良かったもの

最近の良いと思ったモノのメモ

1.本:オノ・ナツメ 「GENTE リストランテの人々」 

老眼鏡の紳士が好きという嫁さんの希望にそって、オーナーさんの開いたレストラン「カゼッタ・デルロッソ」を舞台にした物語。人気作品「リストランテ・パラディーゾ」の外伝。
レストランで働く老眼鏡の紳士たちのちょっと大人な雰囲気の、心温まる作品。オノ・ナツメの画は相変わらずシャープで素晴らしい。

2.CD:夏木マリ「ジビエ・ド・マリ2」

夏木マリのバンド作品第2弾。ブルーハ-ツの「リンダリンダ」のカバーも素晴らしく、ちょっと狂った情熱を感じる作品。小西康陽と組んだ時の夏木マリは、悲しい女性の物語を歌い上げる、「女優」としての歌い手だったけど、バンドの時の夏木マリはまさにロックシンガーです。どっちもかっこいい。

3.CD:cruyff in the bedroom 「young and blind」

下北を中心に活動するシューゲイザーバンドの今では入手困難な音源を集めたCD。僕もほとんど持ってない曲ばかり。初期の頃からノイジーな轟音ギターと美しいメロディー。かっこよすぎ。特にバンドメンバーも一番好きだという名曲「loved」の美しいこと。新譜も楽しみです。

4.CD:Super Furry Animals 「Hey Venus!」

今ではウェールズどころかイギリスを代表する大物バンドの新譜。もう何やっても彼らにしか出来ない唯一無二な、「ひねくれていて、なおかつ普遍的」な世界が今回も炸裂。とりあえず今年聞いたCDの中でも屈指の傑作。

5.DVD:タナダユキ 「月とチェリー」

映画「さくらん」の脚本を任されたり、今、最も注目される女性映画監督の5年前くらいの、エロくて切ない青春映画。

「2浪で大学に入った童貞君が、うっかり入ってしまった官能小説サークルで、すでに官能小説作家としてデビューしてるサークルの紅一点の女性に、『童貞』であることから執筆のための取材の対象にされて・・」

という、一見わけわからんストーリーですが泣ける。特に主人公がデリヘル嬢とやりながら、自分の感情を吐露するシーンは感動的でした。 
by end-and-end | 2007-09-18 19:08