むひょーお


by end-and-end

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ひさしぶりの更新。ずっと寝てたり会社を首になったわけではないですよ。お盆の時はfksmでぶりさんとガストで飯食ったし、毎週CD買ったり映画見たりしながら早く会社を首になって京都で生活することを夢見てます。

というわけでここ2ヶ月で観た映画(書かないと何観たか忘れてしまう)

1.橋口亮輔監督  「ぐるりのこと」
10年に渡るとある夫婦の物語ですがこれが超傑作。しっかりしようとするあまり心を病む妻と、飄々としながらも決して夫婦であることから逃げない夫の姿が、実際に起こった事件と対比させながら見事に描かれていく様に帰りの地下鉄で泣きそうになりました。とくにリリーフランキーの存在感が素晴らしいです。今年最高の日本映画。と見た時点では思っていました。   10点

2.押井守監督 「スカイ・クロラ」
前にも感想書いたけど主演の演技の糞っぷりやらCGのしょぼさやら結局敷居が高かったりで出来としてはなんだかなーという感じ。この人のピークはやっぱりビューティフルドリーマーからパトレイバーにかけてですね。とはいえ個人的には結構好きな作品。   7点

3.岩松了監督 「たみおのしあわせ」
時効警察の課長さんが久しぶりにメガホンを取った作品。時効警察系のナンセンスなギャグで来るかと思いきや、意外にも脚本の妙でニヤリとさせるような作品だった。序盤のテンポのゆるさはきついですけど。   7点

4.フェデリコ・フェリーニ監督 「8 1/2」
いわずと知れた超名作のリバイバル上映。映画史に残る映画監督、フェデリコ・フェリーニの妄想的自伝映画、とでも言えばよいのか。難解なストーリーとか言われるがそんなの無視してすばらしい映像イメージの羅列にうっとりしてれば良い類の映画、ラストの「人生は祭りだ、だから君と一緒にいたい」は映画史に残る名言です。  10点

5.ジュリー・テイモア監督 「アクロス・ザ・ユニバース」
ビートルズの音楽でミュージカルやれば売れるんじゃない。という志の低い安易な発想の映画。ところどころ感動したのは映画にではなくビートルズの音楽の素晴らしさに。どんなアレンジされても誰が歌ってもメロディーが負けないのがすげー。思わずサントラ買っちまった。映画の出来はまあプロモをつぎはぎしたような映画で物語になってないね。  5点

6.「純喫茶磯辺」
この映画に関しては観に行った理由がミニスカメイドな麻生久美子を見ることだったからそれが見れて大満足です。でも麻生久美子よりも仲里依紗にやられた。今世界一女子高生役のはまる女優かも。映画の出来は脚本をちゃんと読み直せ。  4点

7.犬童一心監督「グーグーだって猫である」
小泉今日子が素晴らしい。40歳超えても少女漫画的なフワフワした作品の主演を完璧にこなせるアイドルっぷり。黒いブラに胸の谷間も堪能しました。物語の語り部たる上野樹里も良かった。が、映画の出来が微妙だ。雰囲気はでてるもののそれだけでもある映画。犬童監督にジョゼの頃の輝きはもう期待できないかも。  6点

8.パトリス・ルコント監督「僕の大切な友達」
「髪結いの亭主」「仕立て屋の恋」などで知られるフランス映画の巨匠の新作。この監督は一部のサブカル厨からオサレ映画監督として崇拝されているが実際はフランスには珍しい正統派な娯楽映画を撮れる監督。この作品も男同士の友情物語を軽妙に、ユーモラスにしっかり話を転がして落ち着くべきところに結末を持ってきた大人の娯楽作品、職人芸です。  8点

9.クリストファー・ノーラン監督 「ダークナイト」
バットマンシリーズ最新作。アメコミ映画の金字塔にして転換点となること間違いなし、もはやアメコミ映画の範疇を超えた、人間の善と悪について問いかける超傑作で重厚なクライムサスペンス。特にジョーカー役のヒースレジャーが素晴らしくこれが遺作となったのが本当に惜しまれます。アクションシーンの見せ方が実はややへぼいですがこの作品が今年のアカデミー賞取れなかったらアカデミー選考委員会はクソッタレです。  10点

10.中原峻 「落語娘」
主役のミムラと師匠役の津川雅彦のコンビの素晴らしさが作品を支えている。特に泣いて笑って見得を切るミムラの存在感がこの作品の屋台骨。なのに後半の落語シーンでつまらない再現映像みたいなのいれてミムラの出番を減らすあほな演出、それさえなければもっと良かったのに。  7点

11.デビッド・グローネンバーグ監督 「イースタン・プロミス」
バイオレンス映画の巨匠による正統派バイオレンス映画。本当はこの監督には正統派よりもグチョグチョネチョネチョな作品を期待してしまうのでやや拍子抜けでしたが、重厚な演出によって映像に緊張感が吹き込まれている。主演のヴィゴ・モーテンセンが全裸で浴場大暴れなシーンは笑える。というかボカシきれずティンティン見えてた気が。。   8点

12.天願大介監督 「世界で一番美しい夜」
今年の日本映画の最高傑作になると思う。あきらかにキチガイな登場人物達による、だからこそ成立する重喜劇的なファンタジー映画。明らかにぶっ飛んでいて、だからこそ人間らしい登場人物、ストーリーに感情移入しまくり。まさかこのご時世にこんなジャンルの映画を見ることが出来るとは思いませんでした。ちなみに映画のテーマは「文明よりもセックス」です。  10点

13.北野武監督 「アキレスと亀」
世評はあまりよろしくないようですが、結構いい話だと思うんですけどね。芸術家なんて所詮勘違い人間なんだなということが実感できました。芸術家になる方法は芸術をすることではなく愛されること、という愛の勝利を歌うようなファンタジー映画でした。  8点

14.ケン・ローチ監督 「この自由な世界で」
前作でカンヌを獲得、常に労働者階級の悲嘆に焦点を当てる映画を作ってきたケン・ローチ監督による社会派ドラマ。外国人労働者と彼らに職を斡旋するという名目で彼らから搾取する主人公を軸に、格差社会の矛盾を緊張感たっぷりに描き出す重厚な作品。これは将来の日本の姿なんだろうなと思うぞっとします。自由だからこそ搾取することも、搾取されることも自由なんですな。  9点
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by end-and-end | 2008-09-25 00:15 | 映画